北海道新幹線 お盆期間は新函館北斗へ「3分短縮」 青函トンネル区間で時速210km走行

JR北海道はお盆期間中、青函トンネル区間において北海道新幹線の「時速210km営業運転」を行います。

北海道新幹線H5系(中村 昌寛/写真AC)
北海道新幹線H5系(中村 昌寛/写真AC)

実施日は2021年8月12日(木)〜16日(月)の5日間です。上下計14本の北海道新幹線の運転時刻が繰り上げまたは繰り下げられ、すべての実施列車で所要時間が3分短縮します。最速達列車となる「はやぶさ7・13号」は東京駅〜新函館北斗駅間を3時間54分で結びます。また、新幹線と接続する在来線の「はこだてライナー」11本についても、新幹線に合わせて時刻変更します(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR北海道 北海道新幹線をお盆期間に高速化

北海道新幹線は、青函トンネルを含む82kmが貨物列車との共用区間となっており、すれ違いの影響を考慮して開業時から走行時速が140kmに抑えられていました。2019年3月16日のダイヤ改正からは、青函トンネル区間(54km)に限り時速160kmに速度向上され、到達時間が4分短縮しています。

さらに、青函トンネル区間において新幹線と貨物列車がすれ違わない時間帯を設定し、新幹線を時速210km走行することで到達時間をさらに3分短縮する取り組みが行われています。初めて実施されたのは、貨物列車の運転が少ない年末年始にあたる2020年12月31日〜2021年1月4日の5日間です。続いてゴールデンウィーク期間の2021年5月3日〜6日にも実施され、今回のお盆期間は3回目の時速210km営業運転となります。